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職業訓練の現実を綴るブログ

職業訓練とは?

職業訓練、ハロートレーニングと言われたりもします。

もちろん、言葉はわかるけど実態はわからない人が多いと思います。

 

職業訓練とは、労働者に対し職業に必要な技能や知識を習得させることにより、労働者の能力を開発し、向上させるための訓練のことです。

 

これを担うのが独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構

この機構が全国各地に職業能力開発短期大学校職業能力開発大学校、職業能力開発促進センター、職業能力開発総合大学校等を設置、運営しています。

職業能力開発促進センターについてはポリテクセンターの名称の方がお馴染みかもしれませんね。

 

国や企業にとっては、職業訓練により、人が余っている産業から、人手不足の産業へスムーズに人員を移動できるメリットがあります。労働者にとっても、新しい技能を身に着けることにより、就職の可能性を広げられるメリットがあります。

 

かつては炭鉱閉山に伴い失業した炭鉱労働者が職業訓練を受けて別の仕事に就くことがありました。

今ある訓練校もそれが起源になっているところもあります。

さすがに今は炭鉱労働者はいませんけどね。

 

現在、国や都道府県等の公的機関が設置した職業訓練施設で行う訓練は、「公共職業訓練」と云われ無料で受講することができます。公的施設以外でも、業務委託した民間の専門学校等で受講することも可能です。WEB系は特に民間業者が多いですね。

無料で受講できるだけでなく、場合によっては受講によりお金を支給されることもあります。

 

こんなお得な訓練なのに知らない人が多いのが現実です。

 

今将来に悩んでいる人は受講を検討してみるのもいいと思います。

 

実際に、職業訓練を受講してショップ・スタッフから事務職へ転職した人もいますし、

スーパーの店長から電気技師に転職した方もいます。

このような大幅なキャリア・チェンジは職業訓練がなければ難しかったと思います。

 

しかし、外側からみるのと実際受講して学ぶのとでは大違い。

これから少しづつ職業訓練の現実をお話しできたらと思います。